ALD(副腎白質ジストロフィー)のこと、歌のことなど、GOHSUKE日々の雑記
新しいCD『withG』が出来上がりました。(=´ー`)ノ聴いてみてくださいね。
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7月3日にNHKで放送されていた、
『大江健三郎 大石又七 核をめぐる対話』 を視ました。 大石又七さんは、第五福竜丸の元乗組員です。 ビキニ環礁の事件で放射能を浴び、 身体にとても大きな影響-特にガン-を受けてしまいました。 ------------------------------------------- 放射能、あるいは核兵器の怖さが、 半世紀も前に、知れ渡らなければいけなかった。 隠して押さえ込んでしまった結果、 同じように苦しまなければならなくなった。 ------------------------------------------- と、大石又七さんは語っています。 また、 チェルノブイリで原子力発電所の事故が起こってしまった後、 大江健三郎さんが、-大江さんは私の一番好きな作家さんです- ウラジーミル・グーバレフさんと対談したときに、 こう言っています。 ------------------------------------------------------------- 原子力エネルギーというものに人類が頼らなければならないのは、 今までのところは本当だろう。 原子力に変わる、どういう代替があるだろうか?どういう代替をできる源があるか? 私が原子力発電すべてに対して全面的な否定をすることはできない、 (本当はそれを望むけれども) 代替案を答えることはできないから根拠は薄弱です。 しかし、原子力発電所からの核廃棄物を、 なんとか安全に処理できるそういう知恵を人類が発見するまでは、 原子力発電所を凍結したらどうだろうか!動かすことをやめたらどうだろうか! という意見です。 私などのように、専門的なものに対して無知なもの、 何も知らない人間から言いますと、妥当な意見だと思われます。 そういうときは、根本的に自分は数多くの人間を殺していいのか、 ということを考えるのが一番中心だろうと思うのです。 本当に自分でよくはっきりとわかっていないこと、 危険があるとわかっているときに人間はその道を選択してはいけない。 ------------------------------------------------------------- ずっと前から大江さんは、 原子力発電所をなくしてしまった方がいいと、 メッセージをだしつづけてきました。 私も、この意見に賛同します。 (15年あまり、大江健三郎さんの本を読んできて、 今更、自分の思いを表明するのは少し遅い気もしますが、、、) 福島の原発事故は本当にかなしいできごとです。 もう2度とこのようなことがあってはならない! この番組を視てあらためて、そう感じました。 今日もブログを読んでくれてありがとう。 |
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