母の弟がたくさん灰谷健次郎さんの本を持っていて、
家の本棚に並んでいました。
いつか読もうと思っていたのですが、全然読まずにいました。
先日やっと読みました。。。
最近はそんな事がよくあるなぁ、、、なはは。
母の弟、
私のおじさんは、
若くして病気で亡くなってしまいました。
ちいさい頃、何度も遊んでもらったなぁ、
でもゆっくりと話しをする機会がなかった、それが残念です。
とっても読書が好きな人だったなぁ。
本棚に並んでいたこともあって、
灰谷さんの名前は以前から知っていて、
昔、短編ものを読んだことはあります。
でも、当時は今ほど読書が好きではなく、
読んでも素通りしてしまっていました。
もったいないことだなぁと思います。
こんなにいい作家さんの作品なのに。
読むにあたって何から読んでいこうかな?
と考えましたが、
オススメと言われている本から読んでみました。
『兎の眼』
『太陽の子』
ほんとにいい本です。
やさしさにあふれているんだぁ。
読んでいて心が辛い、心が痛くなることも書かれているけれど、
それはとても大事なことで、考えさせられます。
知っていなくてはいけないのに、自分は知らなかったこと。
何度も何度も胸が熱くなりました。
そして登場人物の人柄に惹かれます、
あったかいし、やさしいし、
かなしみを知っていてとても強い人達。
『太陽の子』の本の中に、
とても好きなセリフがあります。
「生きている人だけの世の中じゃないよ。
生きている人の中に死んだ人もいっしょに生きているから、
人間はやさしい気持ちを持つことができるのよ、ふうちゃん」
本当にそうですね。
最近、
私が大事に思っている人の、
大事にしている人が天国にいってしまって、、、
そういうことがあっても、私には何も出来ません。
とても悔しいです。
その人の気持ちには到底思い至ることはできませんが、
ただ、
気持ちを近くにして、一緒にかなしむだけです。
ほんと、ただそれだけ。。。
灰谷健次郎さんの作品はとても私のこころに突き刺さりました。
こういう本を書ける灰谷さんは、
ほんとうに心のやさしくつよい人なんだなぁだと思います。
まだまだ本棚にはたくさん並んでいるけれど、
『天の瞳~幼年編~Ⅰ、Ⅱ』『わたしの出会った子供たち』

を読んでみようと思っています。
今日もブログを読んでくれてありがとう。
PR