大江健三郎さんの書いたものはとても難解だ、ということをよく目にします。
-実際、私自身も、一冊読み終えるのにすごく時間がかかり、
何回もくり返して読んでみて、
これはこういうことだったのか!とわかったり、気がついたりします。-
しかし、
この本は初めて子供に向けて書かれた本ということで、
読みやすい文章、本に仕上げられています。
(とはいっても、私は読了するのに時間がかかりましたが、、、)
『「自分の木」の下で』
著者 大江健三郎
本のなかで、
大江さんは「elaboration(エラボレーション)」
この言葉が好きだと書いています。
エラボレーションとは、
みがきあげてゆく、しっかりしたものに丹念に作りあげてゆく、
ということです。
「添削」や「推敲」という言葉ではなくて、
「エラボレーション」だ!!と。
大江さんの考えを、この本から引用します。
《エラボレーションだと、相手と同じ場所に立って、一緒に文章をみがき、
相手と自分とを人間として少しずつでも高めていっている、その印象があるからです。》
なんてすばらしい言葉なんだ!!
なんてすばらしい考えなんだ!!
と思い、そのことを知って以来、私もとても好きな言葉になりました。
そして、
エラボレーションを実践している大江さんの著作が大好きです。
いつも思いますが、この本もすごくよかったです。
(*^u^*)ノ゛
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『「自分の木」の下で』大江健三郎 著
(出版社 / 著者からの内容紹介)
なぜ子供は学校に行かなくてはいけない?
子供たちの素朴な疑問に、ノーベル賞作家がやさしく、深く、思い出もこめて答える。
17のメッセージと32点のカラーイラストが響きあう、心にとどまる感動のエッセイ。
文庫版に書き下ろしエッセイを付す。
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私も、
作品を創作するときだけではなくて、
日々におけるいろんな場面でも、
自分の考えなどを、
エラボレートしていけたらいい!!エラボレートしていこう!!
と、こころに決めたのでした。
(って、もう何年も前のことですが。。。( ̄~ ̄;))
今日もブログを読んでくれてありがとう。
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どちらかが偉くって、
どちらかがよく知っていて、
それを教えられることによって、
磨き高める、ということではなく、
自らの意思によって、
昇華していく、ということでしょうか。
GOUSUKEさんの心意気を感じます。、
with G、遅ればせながら聴きました。
アコースティックの澄んだ響きに、GOUSUKEさんの声がマッチしていて素晴らしいです。
それにも増して、歌詞の内容に、澄んだ悟りのようなものを感じました。
私、アラカンにして、GOUSUKE君のような境地に届かず、恥ずかしい限りです。
さっそく、ウォークマンに入れて、仕事で面白くないことがあった時にも、これを聴きながら帰りたいと思います。きっと、気持が楽になるでしょう。
ありがとうございました。
WEBLINK [ ] NAME [ みーやん #985dc4d6a9 ] EDIT [ ]
『with G』を聴いてくださったのですね、ありがとうございます。^^
わー、なんだか照れちゃいますねぇ。
>さっそく、ウォークマンに入れて、
仕事で面白くないことがあった時にも、これを聴きながら帰りたいと思います。
きっと、気持が楽になるでしょう。
そう思ってもらえることがホントにうれしいです。
こちらこそありがとうございます。^^