大江 健三郎さんの著作、
『「新しい人」の方へ』を読み終えました。
どの項目も勉強になりましたが、
とくに興味深く感じた箇所は、
「本をゆっくり読む法」というところです。
そのメッセージをこの本から引用します。
《「速読術」とか「速く読む法」とかいう本の広告を、見たことがあるでしょう?
そうした本が、若い人にとって、とくに子供にとって、良い本であるはずがない、
と私はいつも思います。
こういう本は、子供のころから若い時にかけて、本を読む習慣をつけなかった人が、
なにかの理由で本を読まなくてはならなくなり、手を出す本じゃないでしょうか?
大人になるまであまり本を読まなかった人が、そのような自分を作りかえようとつとめて、
よく本を読む人になることはあります。しかし、そういう人こそ、
「速読術」というような本で覚えた技術で、ある期間に沢山の本を読むのじゃなく、
ゆっくり確実に読んで、それからの生涯を、本当に本を読む人としてすごすのがいいはず、
と私はおもいます。》
大江さんは、本はゆっくり読んだ方がいいと考えているのですね。
うんうん。
なんだかホッとしたような感覚です。(=´ー`)ノ
-「確実に」というのがすごく大事ですが!-
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『「新しい人」の方へ』
大江 健三郎 著
内容(「MARC」データベースより)
「ウソをつかない力」をきたえて「意地悪のエネルギー」と戦う。
子供にも大人にも作れる人生の習慣。ノーベル賞作家の役に立つ贈り物。
『週刊朝日』連載をまとめて単行本化。「「自分の木」の下で」第2弾。
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でも、でも、でも、「本を速く読めたらいいのになぁ、、、」と、
いまでもちょっと思うなぁ、あはは。。。
今日もブログを読んでくれてありがとう。
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確実にじっくり読む!その方が身につくことは確かですね。
だいたい、紙媒体がとても面倒に思う時代、じっくりいい本を読むこと自体が少なくなっていますね。
いい本を選んでゆっくり読む、忘れています(・_・;)
私も、大の冬嫌い、今年は寒波が到来する!?とか聞くと、もうそれだけで参った!っつう気分デス。
WEBLINK [ ] NAME [ りっちゃん #57507d060d ] EDIT [ ]
そうですかぁ、りっちゃんも寒いのは苦手なのですねぇ。
私、もともと、寒いのが苦手なうえに、
気温が低くなると足の関節が固まってしまって、
動かしにくく、歩きにくくなるのですよ~。。。
なかなかダメな感じです。