私が、「Grass Nation.(グラスネイション)」(2人組のユニット)
として活動していたころのことです。
10年くらい前かな?
本屋さんで、
平野啓一郎さん著作の『日蝕』を見つけて読んでみました。
ですが、「なんだか難しいなぁ」と感じてしまって、
ものがたりの前半くらいで、読むのをやめてしまったと思います。
(´・ω・`)
それ以来ずっと、押入れに眠っていたのですが、
先日、本棚を整理していたところ、
この本が出てきたので、もういちど読んでみることにしました。
今回は、
「やっぱり難しい、でも苦痛じゃないし、むしろ快い!!」
と、思いました。
そして、読み進んでいくなかで、すごくこころ惹かれた文章がありました。
その箇所を引用します。
《我々は、如何なる理由を以てしても世界を憎むことは出来まい。
何故なら世界は、神に触れたその瞬間に、創造よりして再度、
真に偉大なる価値を得た筈だからである。
神が自ら下り、生きたと云う唯その一事を以て、
──唯その偉大なる慈愛の故に、我々はこの世界を愛し続けねばならぬのである。》
すごくいいなぁと感じました。
ちゃんと意味を理解してそう感じたわけではないですけど、、、
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『日蝕』
平野啓一郎 著
内容(「BOOK」データベースより)
現代が喪失した「聖性」に文学はどこまで肉薄できるのか。
舞台は異端信仰の嵐が吹き荒れる十五世紀末フランス。
賢者の石の創生を目指す錬金術師との出会いが、神学僧を異界に導く。
洞窟に潜む両性具有者、魔女焚刑の只中に生じた秘蹟、めくるめく霊肉一致の瞬間。
華麗な文体と壮大な文学的探求で「三島由紀夫の再来」と評され、
芥川賞を史上最年少で獲得した記念碑的デビュー作品。
内容(「MARC」データベースより)
異端信仰の嵐が吹き荒れるルネッサンス前夜の南仏で、
若き神学僧が体験した錬金術の驚異、荘厳な光の充溢、
そして、めくるめく霊肉一致の瞬間…。
現役大学生が聖文学を世紀末の虚空に解き放つ。
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とてもよかったです。(*'-'*)
今日もブログを読んでくれてありがとう。
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そういってもらえて嬉しいです!!
ですが、、、
読書力も読書量も全然です。。。
もっと本を読んだり、何かをイロイロ見たり聞いたりして、
たくさんいろんなことを学び、勉強していきたいと思っていまっす。