小出裕章さん著作の『騙されたあなたにも責任がある 脱原発の真実』
2012年4月に出版された、小出裕章さんの一番新しい本も読みました。
とても大事だと感じたところを引用します。
《私は何度もいってきましたが、環境はすでに汚れてしまいました。
そこで農業者の人たちが被曝をしながらも働いています。
汚染した食料といっても、要するに程度の違いがあるだけなのです。
比較的汚染が高いものから、比較的汚染が低いものまで、さまざまなものが出てくるわけですが、
農業者が作ってくださるものは、すべて受け入れるしかないと、私は主張をしています。
どこかに規制値を引いてそれより上はダメ、それより下はいいというような考え方を、
私はとりたくないのです。
ただ、子どもの場合は別です。
福島の原子力発電所事故が起こる前、コメの汚染度は1キログラムあたり1ベクレル以下だったのです。
子どもたちには、そういうものを与えるべきです。500ベクレルなどは、もちろん論外ですし、
2012年の基準値である100でも論外、10でも論外だと私は思うのです。
しかし、すでに、かなりのものがそういうレベルで汚染されてしまっています。
ですから、必要な対策は、きちっと測定をして、それを公表し、
汚染の少ないものを子どもたちに回せるようなシステムを作らなければいけないということです。》
ここを読んで、考えをあらためさせられました。
いままでは、汚染されてしまった食品を口にして、
自分が内部被曝をしてしまうのはイヤだと思っていましたが、
いまとなれば、私たちがひきうけなければいけないのですね。
でも、
子供たち-放射性物質に対する影響を強く受けてしまう-には、
汚染度の高い食品などを絶対に摂取させてはいけない!!
本当にそう思います。
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『騙されたあなたにも責任がある 脱原発の真実』
小出裕章 著
内容紹介
この国に、もはや安全な食べ物はない―。
3・11から1年、次なる危機とは?
政府・保安院・東電の隠された大罪を告発!
「原子力発電所の事故を未然に防ぎたい」と41年間
切に願ってきた信念の科学者の叫びは、届かぬまま。
日本政府の誤った判断で、被害は必要以上に拡大してしまったが、
原発の事故で電力の不足や電気料金の高騰はありえない。
では、なぜ東電と政府は平気でウソをつくのか?次に危ないのはどこ?
騙された人には、騙された責任がある。
日本国民が今知るべき脱原発の真実が、この一冊に。
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そして、
「原発がなくなると電力需要に支障をきたす 」
と政府が発表していますが、そんなのはデタラメだということです。
そんな恐怖心をあおるようなウソを発表しないでほしい。
また、
弱い立場の人たちのことを考え、助けてくれる政府であってほしいと、
強く思います。
今日もブログを読んでくれてありがとう。
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重要な引用をありがとう!!
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うんうん、ほんとにそうですよね。