夏川草介さん著作の『神様のカルテ』を読みました。
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『神様のカルテ』
夏川草介 (著)
(Amazon.co.jp 内容紹介 より)
栗原一止は信州の小さな病院で働く、悲しむことが苦手な内科医である。
ここでは常に医師が不足している。
専門ではない分野の診療をするのも日常茶飯事なら、睡眠を三日取れないことも日常茶飯事だ。
そんな栗原に、母校の医局から誘いの声がかかる。
大学に戻れば、休みも増え愛する妻と過ごす時間が増える。
最先端の医療を学ぶこともできる。
だが、大学病院や大病院に「手遅れ」と見放された患者たちと、
精一杯向き合う医者がいてもいいのではないか。
悩む一止の背中を押してくれたのは、
高齢の癌患者・安曇さんからの思いがけない贈り物だった。
第十回小学館文庫小説賞受賞作。
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こころがあったかくなる小説でした。
以前から何度も考えてきた、
「延命治療」
というものについて、この本を読み、また考えました。
小児の場合、老齢の場合や、そのほかのケースにおいても、
違うと思いますし、
その、時と場合によっても、
「最適であろうと考えて」おこなう処置も違うはずです。
何度も考えてきましたが、
いまもなにが是なのか、なにが非なのかわからないままです。
(「是」と「非」があるのかも、正直まだわからないのですが、、、)
でもひとつだけ、自分のなかにはっきりとしたものはあります。
「生きよう」
と、する気持ちそれを応援したい!!
その思いです。
最後に、この本を読んで、
いちばん私のこころに残った箇所を引用します。
《私は改めて実感する。悲しむのは苦手だ、と。》
今日もブログを読んでくれてありがとう。
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