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【 2024/04/27 04:01 】
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大江健三郎さん著作の『宙返り』を読みました。

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私に、とても大きな影響をあたえてくれる本でした。

大江健三郎さんの本は、
すばらしいものだけれども、
内容のふくざつさや、読みとくのは難解だ、という点もあるとされています。
でもそれは、じっくりゆっくり読めるということだと思います。
それが私にはすっごく楽しく感じます。(*'-'*)

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『宙返り(上)』 大江健三郎(著)

出版社/著者からの内容紹介
ノーベル賞から5年、大江健三郎、小説復帰の大作。

いったん「神」と信者たちをコケにした、棄教者のリーダーが戻ってきた。
脇腹に「聖痕」をきざんで。待ち受ける急進派は、
「悔い改め」を社会にもとめる構想をたもち、
祈り続けてきた女たちは、集団での昇天を意図する。
教会は、再建されうるのか?

「世紀末の闇の深さ、希求する若い魂の激しさ。
それをリアルに、明快に書くことをねがった」──作者


『宙返り(下)』大江健三郎(著)

出版社/著者からの内容紹介
大江健三郎は、沈黙して「新しい人」の思想を探ってきた。

棄教ののち、リーダーが「地獄降り」を共にした腹心はテロに倒れ、
教会の各セクトそれぞれの企ての進むなか、四国の森のなかに根拠地は作られた。
……悲劇がすべて終った後、しかし、次のようにいう新しい世代は生き続ける。
──(たとえ神なしでも)私たちの教会は、「魂のこと」をする場所です。

「ひとり少年時に聞いた「神」の声を追いもとめる若者も、
死の前に生きなおすことを企てる初老の男も、自分だと思う」──作者
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この物語のひとつのトピックとして、
「原発の危険性」
について取りあげられています。

初めて大江さんの著作に触れたのは20歳くらいのころだったと思います。
いま思い返すと、
そのときから、大江さんの作品にどこか惹かれるところがあったのは、
このこともひとつの事柄でした。

今日もブログを読んでくれてありがとう。


4月15日のGOHSUKEライヴの詳細はこちらです。↓
http://gohsuke.blog.shinobi.jp/Entry/347/
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【 2012/03/15 15:16 】
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