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【 2024/04/27 10:26 】
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母の弟がたくさん灰谷健次郎さんの本を持っていて、
家の本棚に並んでいました。
いつか読もうと思っていたのですが、全然読まずにいました。
先日やっと読みました。。。
最近はそんな事がよくあるなぁ、、、なはは。

母の弟、
私のおじさんは、
若くして病気で亡くなってしまいました。
ちいさい頃、何度も遊んでもらったなぁ、
でもゆっくりと話しをする機会がなかった、それが残念です。
とっても読書が好きな人だったなぁ。

本棚に並んでいたこともあって、
灰谷さんの名前は以前から知っていて、
昔、短編ものを読んだことはあります。
でも、当時は今ほど読書が好きではなく、
読んでも素通りしてしまっていました。
もったいないことだなぁと思います。
こんなにいい作家さんの作品なのに。

読むにあたって何から読んでいこうかな?
と考えましたが、
オススメと言われている本から読んでみました。

『兎の眼』

09100701.jpg

『太陽の子』

09100702.jpg

ほんとにいい本です。
やさしさにあふれているんだぁ。
読んでいて心が辛い、心が痛くなることも書かれているけれど、
それはとても大事なことで、考えさせられます。
知っていなくてはいけないのに、自分は知らなかったこと。
何度も何度も胸が熱くなりました。

そして登場人物の人柄に惹かれます、
あったかいし、やさしいし、
かなしみを知っていてとても強い人達。

『太陽の子』の本の中に、
とても好きなセリフがあります。

「生きている人だけの世の中じゃないよ。
生きている人の中に死んだ人もいっしょに生きているから、
人間はやさしい気持ちを持つことができるのよ、ふうちゃん」

本当にそうですね。

最近、
私が大事に思っている人の、
大事にしている人が天国にいってしまって、、、
そういうことがあっても、私には何も出来ません。
とても悔しいです。
その人の気持ちには到底思い至ることはできませんが、
ただ、
気持ちを近くにして、一緒にかなしむだけです。
ほんと、ただそれだけ。。。


灰谷健次郎さんの作品はとても私のこころに突き刺さりました。
こういう本を書ける灰谷さんは、
ほんとうに心のやさしくつよい人なんだなぁだと思います。

まだまだ本棚にはたくさん並んでいるけれど、
『天の瞳~幼年編~Ⅰ、Ⅱ』『わたしの出会った子供たち』

09100703.jpg
を読んでみようと思っています。



今日もブログを読んでくれてありがとう。

 
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【 2009/10/07 15:23 】
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